「カーボンフットプリント(CFP)システム認証」の第1号を認証!
SGSジャパンは、2012年11月16日付で、凸版印刷株式会社様(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子 眞吾)にカーボンフットプリントコミュニケーションプログラムにおける「カーボンフットプリント(CFP)システム認証」の第1号となる認証を行いました。
認証範囲は、以下のとおりです。
【登録組織名】 凸版印刷株式会社
【対象PCR】宣伝用及び業務用印刷物(PA-BS)、出版・商業印刷物(中間財)(PA-AD)
【認証登録日】2012年11月16日
【凸版印刷株式会社様のコメント】
凸版印刷は、持続可能な社会の実現に貢献するため、得意先や最終消費者と協働することで、社会的課題の解決に取り組んでいます。今後、本認証を通じ、自社の各種パンフレットなどでCFPの算定・表示を実施します。さらに、当社で請け負う各種印刷物などの得意先製品についても、CFP登録・公開サービスの提供を検討していきます。
カーボンフットプリント(CFP)とは
CFP(カーボンフットプリント)とは、Carbon Footprint of Productsの略称で、商品やサービスの原材料調達から廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガスの排出量をCO2に換算して、商品やサービスに分かりやすく表示する仕組みです。LCA(ライフサイクルアセスメント)手法を活用し、環境負荷を定量的に算定し、第三者による評価を経てCFP宣言として公開されます。
カーボンフット(CFP)プリントコミュニケーションプログラムとは
日本では経済産業省が中心となり、2009年度より3年間、「CFP制度試行事業」として、共通のCFPマークを表示する仕組みを運用していましたが、2012年度より社団法人産業環境管理協会が事務局となり、民間運用した「CFPコミュニケーションプログラム」がスタートしました。この制度は、企業の温暖化対策の取り組みを促進し、「低炭素型の産業構造への変革の実現」と、「消費者自身の低炭素行動の促進」を目指しています。企業が、商品・サービスごとの排出量の算定ルール「カーボンフットプリント製品種別基準(CFP-PCR)」に基づいてCFPを算定し、その結果の検証を受けて初めてCFPマークを表示することができます。
CFPコミュニケーションプログラムの詳細は、以下のURLをご覧ください。
http://www.cfp-japan.jp/system/
システム認証方式とは
第三者によるCFP宣言の客観性を評価する仕組みとして、個品別検証方式とシステム認証方式があり、どちらかを選択いただきます。個品別検証方式とは製品(商品及びサービス)ごとに第三者検証を行う方式であり、システム認証方式とは組織内部にCFPを算定し、検証し、登録・公開申請を行うシステムを構築し、それを第三者が認証することで、個別のCFP検証の手続きを経ることなくCFP登録・公開申請ができる方式です。
システム認証方式の場合、特に多くの製品の算定・検証を実施する時にコスト削減や時間短縮を図れる点CFP算定ノウハウを社内で維持できる点などでメリットがあるといえます。
システム認証方式の詳細については、以下のURLをご参照ください。
http://www.cfp-japan.jp/calculate/verify/system.html
SGSジャパンでは、各種ISO規格等の認証サービス、温室効果ガス排出量等の検証サービス、一般工業製品や食品等の検査・分析サービス等をご提供しています。
温室効果ガス関連サービスについては、以下のサービスを取り扱っております。
◇各種日本国内制度における妥当性確認及び検証サービス
・カーボンフットプリントシステム認証
・カーボン・オフセット認証
・カーボン・ニュートラル認証制度
・オフセット・クレジット(J-VER)制度
・東京都・環境確保条例に基づく排出量取引制度
・埼玉県・目標設定型排出量取引制度
・国内クレジット制度
・試行排出量取引スキーム
◇ISO14064-1, 2に基づく排出量検証、並びに排出削減/吸収増大プロジェクトの妥当性確認及び検証サービス
◇CSRレポート、環境報告書におけるGHG排出量の検証サービス
◇CDM/JIにおける妥当性確認及び検証
◇その他、様々な自主的な取り組みにおける排出量報告についての検証
本件に関するお問合せ先:
SGSジャパン株式会社
認証サービス事業部 マーケティング/BD部
横浜市西区みなとみらい2-2-1 横浜ランドマークタワー38階
電話:045-670-7260 ファックス:045-330-5011
Eメール:jpsgs-marketing@sgs.com