Skip to Menu Skip to Search お問合せ Japan ウェブサイト & 言語 Skip to Content

現在開発作業が進められている労働安全衛生マネジメントシステム規格であるISO 45001規格は、2016年1月14日にISO/DIS 45001が発行されました。
この国際規格原案は、労働安全衛生マネジメントシステム(OHSMS)の最終版で規定される可能性の高い要求事項が記載されています。
2016年の第4四半期に最終版である国際規格が発行される予定で、最終版が発行されれば、ISO 45001はOHSMSの初めての国際規格となります。
ISO/DIS 45001は、主要なステイクホルダーからのインプットを取り入れ、多くの組織が導入されているOHSAS 18001の仕様を踏まえて作成されています。

附属書SLのフレームワーク
ISO/DIS 45001は、新規または改正されるすべてのISOマネジメントシステム規格に要求されているフレームワークとなっている、附属書SLで規定されている章立てが採用されています。
これにより、ISO 45001の最終版がISO 9001やISO 14001などの他のマネジメントシステム規格と協調することが可能となります。
附属書SLの構造を使用することにより、OHSMSの要求事項がより一貫性があり、合理的な形で提示されています。

ISO/DIS 45001で提案されているその他の重要な変更点は、以下となります。

■労働安全衛生マネジメントの点で、社会から期待されている事項を考慮することが要求されており、組織の状況が重視されている。
■附属書SLの中で、組織の労働安全衛生マネジメントシステムを構築、運用、維持する際に、労働安全衛生リスクのみならず、リスクをベースとした考え方の導入が推奨されている。
■以前はOHSMSに対する労働安全衛生管理者への責任の委譲が認められていたが、トップマネジメントが説明責任を負わなければならない。
■サプライヤーや請負業者がどのようにリスクを管理するのかを組織が説明しなければならない。
■「文書及び記録」という用語が「文書化した情報」に置き換えられ、正式な文書システムに含まれていなかった電子情報の使用も認められた。

組織の状況
ISO/DIS 45001の意図するところは、組織のOHSMSの管理下で、労働者に対する責任をどのように管理するかということに影響を及ぼす重要な課題を高いレベルで理解させることです。
それらの課題は、OHSMSで設定した目的を含む、組織の意図した成果を達成する組織の能力に影響を与えます。
組織は、どの利害関係者が組織の労働安全衛生マネジメントシステムに関係があるか、またそれらの利害関係者の要求事項を決定しなければなりません。これらには、労働安全衛生方針への整合が含まれます。

リスクをベースとした考え方
組織の状況を重視することは、OHSMSを開発・実施する際にリスクを基礎としたアプローチを導入するための要求事項です。組織は、関連したまたは組織の状況により決定されたOHSMSが意図した成果を達成することを確実にするために対応する必要があるリスクと機会を特定しなければなりません。組織は、リスクと機会に対応するアクションを計画し、OHSMSプロセスに統合して実施し、これらのアクションの有効性を評価しなければなりません。

リーダーシップ:経営層からのコミットメント
トップマネジメントは、労働安全衛生のパフォーマンスを戦略的な計画において考慮し、効果的なOHSMSを実施することの重要性について伝達し、その要求事項に適合させるなど、直接的な参画を通じて、OHSMSへの関与と説明責任を実証しなければなりません。
トップマネジメントはまた、すべての機能の人々をサポートし、OHSMSに関する組織の文化を推進・牽引することにより、積極的な役割を果たし、OHSMSの有効性に貢献しなければなりません。

外部委託
組織は、OHSMSに影響を及ぼす外部委託されたプロセスを特定し、管理されていることを確実にしなければなりません。外部委託したプロセスが職場で実行されている場合でも、サプライヤーや請負業者はこれらのプロセスに含まれます。

文書化
「文書および記録」から「文書化した情報」という用語に置き換えられました。
正式な文書システムで保管されていない、スマートフォンやタブレットなどにある電子情報なども許容されています。

SGSがご支援できること
SGSでは、ISO/DIS 45001に関する無料セミナーを開催する予定です。
無料セミナーの日程や詳細は、イベントページをご確認ください。

また、ISO/FDIS 45001発行後にその要求事項を解説する有料のトレーニングコースを開設する予定です。附属書SLを理解していただくためのトレーニングやリスクを基礎とした考え方に関連したトレーニングコースはすでにご提供しています。
なお、OHSAS 18001からISO 45001(DIS/FDIS/ISベース)に移行するためのギャップ分析サービスもご提供する予定です。


今後について
ISOの国際委員会は、現在、3ヶ月間のDISの見直し期間に入っています。順調に進めば、この後最終国際案であるFDISが発行されます。

ISO/DIS 45001は、以下のサイトで購入することができます。
【ISOのウェブサイト】
http://www.iso.org/iso/home/store/catalogue_tc/catalogue_detail.htm?csnumber=63787
【日本規格協会のウェブサイト】
http://www.jsa.or.jp/store/iso.html

正式なISO 45001ワーキンググループ(ISO/PC 283)が、ISO 45001規格の開発・発行を担当しています。
SGSでは、今後もISO 45001に関する情報を適宜ご案内申し上げます。


本件に関するお問合せ先:

SGSジャパン株式会社
認証・ビジネスソリューションサービス マーケティング/BD部

横浜市保土ヶ谷区神戸町134
横浜ビジネスパーク ノーススクエアⅠ3階
電話:045-393-5100 ファックス:045-330-5011
Eメール:jpsgs-marketing@sgs.com
Web:www.sgsgroup.jp