SGSジャパン株式会社ではTBBPAとフタル酸エステルを簡易に検出できる方法を開発しました。
電気・電子機器中の特定有害物質の使用禁止令、いわゆるRoHS指令が2006年に施行されて以降、製品中に含まれる有害物質(カドミウム、水銀、 鉛、六価クロム、臭素系難燃剤)の含有規制が随時施行されてきました。近年、最も影響を受けた事例として、2019年7月より欧州RoHS指令に4種類のフタル酸エステルが追加され、電機・電子部品中に1000 mg/kg 以下であることが要求されました。フタル酸エステルは、塩化ビニル樹脂を中心とした、プラスチックに柔軟性を与える可塑剤であり非常に重要な化学物質の一つであります。そのため、ヨーロッパに輸出する場合、国内であっても販売、製造、輸出に関与している場合は対応を要求されます。また、欧州委員会が2021年2月11日に公表したRoHS 2指令に基づくPack15公開協議の最終報告書には現在世界で最も多く生産されている臭素系難燃剤の一つであるTBBPAの制限が含まれました。今回SGSジャパン株式会社では、TBBPAとフタル酸エステルの簡易スクリーニング法を開発しました。これらの成果で、以下の学会発表を行い、日本分析化学会が発行する英文論文誌Analytical Sciencesに掲載されました。
日本分析化学会 第70年会 2021年9月22-24日 オンライン開催 F会場
■比色溶液として硝酸鉄(Ⅲ)/ヘキサシアノ鉄(Ⅲ)溶液を用いた、樹脂中のテトラブロモビスフェノールA(TBBPA)のスクリーニング分析
〇佐々木佳美、佐々木謙次、小俣明日美、藤巻成彦、栁澤博幸
■フルオレセインへの変換による樹脂中のフタル酸エステルの比色定量法
〇栁澤博幸、藤巻成彦
論文掲載誌:
Analytical Sciences 2019, 35 (11), 1215-1219.
Analytical Sciences 2021.
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